法華経10

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妙楽大師釈して云く「仏世は当機の故に簡ぶ、末代は結縁の故に聞かしむ」と釈し給へり。文の心は仏在世には仏一期の間、多くの人不退の位にのぼりぬべき故に法華経の名義を出して謗ぜしめず、機をこしらへて之を説く。仏滅後には当機の衆は少く結縁の衆多きが故に、多分に就いて左右なく法華経を説くべしと云う文なり。是体の多くの品あり。又末代の師は多くは機を知らず機を知らざらんには強いて但実教を説くべき。「唱法華題目抄・二三二ページ」

 

日蓮大聖人御金言義類別入文集

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