1988-01-01から1年間の記事一覧
『日曜講話』第六号(平成元年1月1日発行)心清ければ土も清し 皆さん、お早うございます。確か昭和四十八年から四十九年の春にかけまして、亡くなった作家の有吉佐和子さんという方が、『複合汚染』という小説をお書きになりまして、農家の方が使う農薬に…
『日曜講話』第六号(平成元年1月1日発行)説会の四衆について 皆さん、お早うございます。インドの釈尊は五十年という長い年月を経て、インドの各地を転々と布教し、又、御説法を重ねられまして、その生涯を通して説かれた法門は八万四千の法門と言われて…
『日曜講話』第六号(平成元年1月1日発行)御本尊に誓願をもって祈れ 皆さん、お早うございます。ただ今も何人かの方が、御授戒をお受けになり、又、大聖人の御本尊様をいただかれたわけでございます。日蓮正宗の信徒にとって一番の幸せは何かと申しますと…
『日曜講話』第六号(平成元年1月1日発行)信教の自由の意味するもの 皆さん、お早うございます。皆様方がいろんな方を折伏にいらっしゃいますと、中には、「今の新しい日本の憲法第二十条において、信教の自由ということが保障されておる。従って何宗を信…
『日曜講話』第六号(平成元年1月1日発行)人生最大の善事を好き嫌いで判断するな 皆さん、お早うございます。皆様方のご周囲の方の中にも、少し信仰の話しをいたしますと、途端に顔色を変えて、拒絶反応をし、聞く耳を持たないという人が非常に多いと思う…
『日曜講話』第六号(平成元年1月1日発行)文・義・意の法華経 皆さん、お早うございます。まもなく四月二十八日がやって参ります。四月二十八日ということを聞きますと、建長五年四月二十八日、宗祖日蓮大聖人様の立宗宣言を遊ばされた日だということは、…
『日曜講話』第六号(平成元年1月1日発行)真金の人になれ 皆さんお早うございます。大聖人様の御書の中に、私達が信心を通して一生の間に、自分という一つの品格を作り上げていく理想の形として、大聖人様は「真金(しんこん)の人」ということをお説きに…
『日曜講話』第六号(平成元年1月1日発行)信心でいただく五つの食物 皆さん、お早うございます。私は、この妙光寺に赴任する以前に、約二十年間、埼玉県の浦和市のお寺の住職を拝命しておりました。その時に、埼玉県の公明党から県会議員に当選して、永く…
『日曜講話』第二号(昭和63年5月1日発行)六つのすぐれた境涯 お早うございます。先週の日曜日は、ちょうど総本山に登山をしておりまして、皆さん方と共に勤行をすることが出来ませんでした。中には四、五日住職の姿が見えないということで、病気をした…
『日曜講話』第二号(昭和63年5月1日発行)彼岸会奉修の意義 皆さん、お早うございます。今日はお天気には余り恵まれませんが彼岸の中日でもございますので、本宗におきまして、どういう理由をもって彼岸会の法要を奉修するのかということに就いてのお話…
『日曜講話』第二号(昭和63年5月1日発行)御本尊様の功徳 皆さんお早うございます。最初に、本日御本尊をお受けになりました方々に、申し上げたいと思います。ただ今御授与申し上げました御本尊は、既にお聞き及びの通り、宗祖日蓮大聖人様の、本門の本…
『日曜講話』第二号(昭和63年5月1日発行)一閻浮提第一の正法に依れ 皆さん、お早うございます。去る三月二日の朝日新聞の夕刊だったと思いますが、ローマの特派員の報告記事が載っておったのでございます。どういうことが載っていたかと申しますと、毎…
『日曜講話』第二号(昭和63年5月1日発行)四弘誓願について 皆さん、お早うございます。先週の日曜日は、他宗の立てる仏法僧の三宝には、その三宝としての実体がない。 みんな架空の仏であり、架空の教えであり、架空の僧宝を立てているということをお…
『日曜講話』第二号(昭和63年5月1日発行)身口の業を先ず整えよ 皆さん、お早ようございます。皆様方も、大聖人様の、『立正安国論』という御書の中の御指南の一つに、 「悦ばしいかな汝蘭室の友に交りて麻畝の性と成る」(全三一) と有名なお言葉のあ…
『日曜講話』第二号(昭和63年5月1日発行)日興上人の御生涯を拝す 皆さん、お早うございます。今日は二月七日、皆様方御承知だと思いますが、第二祖日興上人の御正当日に当たっておりますので、本日は、この興師会にちなんで、日興上人のお話を申し上げ…
『日曜講話』第二号(昭和63年5月1日発行)臨終に於ける身業清浄 皆さんお早うございます。先週の朝は臨終の人の言葉ということについてのお話を致しました。今日はその続きと致しまして、臨終の人の相、臨終の貌相ということについてのお話を申し上げた…
『日曜講話』第一号(昭和63年3月6日発行)臨終における語業清浄 皆さん、お早うございます。人間の一生というものを考えてみますと、その生きざまといい、人間の最後の姿、臨終というものは、結局、生涯を通して自分という人間を、どのように造っていく…
日曜講話』第一号(昭和63年3月6日発行)第一義悉檀について 皆さん、お早うございます。本日は、いよいよ四悉檀という化導の方法の中で一番最後の「第一義悉檀」、又、「入理悉檀」と申しますが、この一番大切な「第一義悉檀」ということについてのお話…
『日曜講話』第一号(昭和63年3月6日発行)対治悉檀について 皆さん、お早うございます。昨年の十二月二十日、二十七日の二回にわたりまして、仏様の化導の方法として、「四悉檀」ということがあって、その一つ目が「世界悉檀」二つ目が「為人悉檀」とい…
『日曜講話』第一号(昭和63年3月6日発行)歳寒の三友 昭和六十三年の新春、明けましておめでとうございます。皆様のお家でも、お正月だとか、お祝いの花といたしまして、松竹梅、松と竹と梅の花を春の花として床の間に生けたり、あるいは飾りに使用した…