顕正会員さんが日蓮正宗の寺院を訪問する前に

最近、顕正会員さんが日蓮正宗の寺院を訪問し、御住職様や法華講員さんに法論モドキの議論を吹きかけていることを知りました。

しかし、一方的に自己の主張をまくしたて、日蓮正宗の側からの質問には答えることなく、悪口中傷の捨て台詞を吐いて帰ってしまうとのこと。

とても残念な気持ちですが、過去の自分を振り返ると、郁子なるかなという気持ちもあります。

顕正会員さんの主張は、国立戒壇論をかつての日蓮正宗が御遺命としていたことの、一点張りですね。

そして、今の日蓮正宗は大聖人様の御遺命を捨てていると。

三大秘法抄と一期弘法付属書を文証として、事の戒壇論を展開するのでしょう。

私は他の記事でも色々書いてはいるのですが、心の底から戒壇義について得心するのに10年もかかってしまったお話をさせてほしいと思います。

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私の本棚にある日蓮正宗教学書

本棚にある本を全て自分の教学力に消化しきれているとは思いませんが、10年間コツコツ仕事の合間に拝読してきました。

簡単に斜め読み出来るような代物ではありません。

でも、本当の教学を理解したいと、御本尊様に御祈念しながら拝読してまいりました。

その中で、「総別の二義」と「法体・法門の別」に気付いたのも最近の話なのです。

悶々と懊悩する思いで学んでまいりました。

顕正会員さんは、おそらく「功徳」に釣られ「罰」に脅され、顕正会が主張する日蓮大聖人様の教えをベースとした、浅井さんの「思想」を真理だと思い込んでおられると思います。

創価学会員さんであれば、同じく、「功徳」に釣られ「罰」に脅され、創価学会が主張する日蓮大聖人様の教えをベースとした、池田さん及び現執行部の「思想」を真理だと思い込んでおられると思います。

機関紙や啓蒙用の簡略な書籍、ネットの情報をそれぞれのバイアスがかかった、取捨選択を無意識に行い、御自分の信じるドグマを補強し、絶対だと信じ込み続けているのです。

日蓮大聖人様の説かれた「法門」については、総じて与えられた「御書」で学び確認することができます。しかし、「法体」については、別して伝えられた「相伝」によって拝していかなくては、真実の裾野にも届きません。

日蓮正宗寺院にお出かけになる際には、そのことを一応知っておいていただきたいと願うのです。

そして、これらの書籍を出版できるまで、幾百年の星霜と法難の数々を凌いでこられたのは、浅井さんではなく日蓮正宗僧俗であることを思い出してほしいと思います。

 

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