33.三身相即の大曼荼羅

 日蓮大聖人は、古今未曽有の法華経の行者、上行菩薩の再誕、内証久遠元初自受用身であらせられる。その御魂は、本仏の魂である。すなわち、法身に境智冥合する智慧の報身である。また、その魂を墨に染め流すと仰せられるのは応身であるが、それはそのまま三身が相即されている。大曼荼羅は、下種本仏の三身相即の当体であるから、これを信じ、余年なく題目を唱えるところ、無作の法身・報身・応身の功徳に冥合する。これが、即身成仏の要諦である。

 

三大秘法義

三大秘法義